【NEWS129】2025年(令和7年)新年の挨拶

 

令和7年 元旦

 新春の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 旧年中は当団体の活動に対しまして、ご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございま した。

 本年も、厳しい状況を乗り越え、より一層、北朝鮮並びにアジア諸国の人権問題の解決 に向けて、努力してまいります。

 しかしながら、当団体を巡る様々な環境が激変しております。最大の変化は、コロナ禍 が終わっても、中朝国境での厳しい監視状況が続き、北朝鮮から中国を経由しての脱北者 が ほとんどない状況が続いていることです。そのため、近年は、当団体の設立の趣旨で ある脱北者支援活動の実績がなくなりました。

 そこで、当団体では北朝鮮のみならず、関係するアジア諸国とりわけミャンマーの人権 問題の解決に向けて活動を展開しようとしているところです。しかしながら、財政的、人 的な余力が限られているため、思うように活動を展開できない状況です。

 私たちは、そうした厳しい状況を乗り越えて、今後、再び増えることがあるかもしれな い脱北者への支援活動に備えるとともに、関係するアジア諸国の人権問題の解決に努力し てまいる所存です。

 なにとぞ変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

 

北朝鮮難民救援基金 理事長 眞鍋貞樹

 

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令和7年 元旦

 年頭に当たり皆様のご健康とご発展を祈念いたします。 戦後80年にわたって積み上げられてきた日本の平和と人権と民主主義が傷ついています 。ロシアのウクライナの軍事侵略は世界的な食糧の逼迫を生み出し、日本の食糧にも、エネルギーにも、安全保障政策など多方面に深刻な影響を及ぼしています。東シナ海、南シ ナ海では中国による現状変更の振る舞いがとまりません。「一帯一路」政策のもと南西ア ジアでは「債務の罠」によって他国を自己の支配下に置いています。

 さらに顕著になっているのは、中国ロシアが民間の軍事会社を先頭に立て実効支配を目 指しています。

 「法の支配と民主主義」を骨抜きにしているのです。世界は軍拡の波に吞み込まれるや の気配です。

 戦後の日本は、戦争を否定し、平和を追求し、友好の絆、民主主義を発展させて今日を 築いたと思います。この環境を大切にはぐくむために私たちは、人権と民主主義を基礎と した友好の絆を確かにする活動を強化したいと思います。

 

北朝鮮難民救援基金 会長 加藤博

nkkikin98@gmail.com

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