グローバルフェスタJapan 報告 2024/10/01    加藤 博

 グローバルフェスタJapan 2024は、コロナ感染症のパンデミックが終了して

初めての本格的なイベントとして取り組まれ、盛大に取り組まれた。イベントに参加さ

れた理事、会員の皆様のご協力ありがとうございました。

 今回は東京都庁のそばの新宿住友ビル三角広場(屋内)と屋外会場に新宿中央公園(水

の広場)と大規模に展開しました。当基金への訪問者数は基金NEWSを受け取った人の数

では初日40部、2日目に50部でした。最も熱心に質問する訪問者たちは合わせて90人、ク

イズに応じた人を加えると100人を超える大盛況になりました。

 中でも、脱北して日本に定住した元脱北者の会員、支援者が説明役を買って出るなどで

訪問者の興味や関心を生きだしていたのが今回の大きな特徴の一つです。

 

 9月28日(土)、29日(日)新宿住友ビル三角広場での取り組み

 ブースは間口2メートル奥行2メートルの正方形で、右側、左側には壁がない

四角形のスペース。その空間に会議室用の机をL字形に並べ。そこに資料を展示

しました。教化所*1の囚人たちを描いたラスト画や写真、図表を交えた資料は貴重な

もので掲示には、以下のような資料がありました。

 

①北朝鮮難民救援基金とは

②脱北者の脱出ルート

 今は東南アジアルート(警察に出頭、略式裁判、罰金、出入国管理局、出国、定住)

③全巨里教化所の収容者の扱い(労働実態、拷問、栄養失調判定図)

④バルーン飛ばし計画、ペットボトル作戦

 

 以上で構成しましたが、北朝鮮の学校の教科書は展示できませんでした。

 これだけの内容を20枚のパネルを使って訪問者に説明したのはコンパクトに興味を

捉えたようです。ブース前で立ち止まる人には声をかけ、「何を知りたいですか」

「分からない事は何でも答えます」「北朝鮮問題入門クイズに挑戦しますか」

ここにいる2人は北朝鮮を脱出していま日本で生活している人です。何でも答えられ

ますよ、というと興味津々の目つきになって、10~20分話し込んでいる光景が終日

 ありました。

 「北朝鮮人権問題入門クイズ」に応じた人は初日に38人、2日目に28人でした。10点満

点で最高は8点で2人が満面の笑みでした。

 今回の当基金のブースの盛況の理由は、ブースに元脱北者を配置しての様々な

意見交換が、大きな関心を呼んだと思われます。説明に当たった元脱北者も若い

日本人質問者の深い関心に驚いていましいた。北朝鮮の人権や人道問題は年寄り

の関心事だと思っていたのは率直に驚きだと語っていました。また基金のブログを見て

ブースを訪れた人は、「教科書の展示は無いのですか」と尋ねてきました。土曜日に参加

した女性の元脱北者と話をしたかった」と残念がっていました。

 今回のイベントは、元脱北者の女性たち4人と男性1人の活躍が目立ちました。

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