李民馥団長 6年ぶりに対北風船飛ばし再開 (2024.05.15)

 

 

 

515日 高空(3000)気象図

 

 

基金News No.127. 10頁参照

 

 当日の写真が届きましたが、News原稿が印刷過程にあったため掲載できませんでしたので

追加の意味でお知らせいたします。

 

 李民馥団長は5月15日、6年ぶりに対北ビラ飛ばし活動を再開いたしました。

ビラの数量についての連絡はありませんが、おそらく数十万枚でしょう。

サイズは縦105mm横80mm。水に濡れの影響のないビニール製です。

このビラを大型風船には3.5Kg、超大型風船には7.0Kgぶら下げて飛ばします。

 

 

 

 

ビラは、「私が知った6.25(祖国解放戦争)犯罪者、解放者、

南朝鮮実態」「私が会った宣教師と宗教の話」「彼女の最後の声」などである。

あくまでも「客観的事実」を知らせるため、あえて北朝鮮指導者の直接批判は控えており、

彼の経歴、本名、HP、E-mailアドレス、携帯電話番号も明記されている。

 

対北ビラ飛ばしは、以前、李団長から風船飛ばしを学んだ「北韓自由連合」代表朴相学氏も行っている。朴氏な事前に報道各社に連絡して、風向きに関係なく飛ばしている。

ビラの内容は北朝鮮指導者への痛烈な批判が多い。

このため、金与正が文在寅政権時に対北ビラ禁止法制定を要求して制定させたが、韓国最高裁判所で違憲とされた。 

 

 

 

北朝鮮からの風船

 

韓国からの対北ビラ飛ばしが再開され、

朝鮮のキム・ガンイル国防次官は26日、朝鮮中央通信を通じて公開した談話で

「最近になって国境地域でビラや各種汚らしいものを散布する韓国の卑劣な心理謀略策動が

懸念されるほど表れている」と主張し、

「気球を利用した散布行為は特異な軍事的目的としても利用される危険な挑発」とし

「すでに気球による散布の危険性に対する立場を明らかにしている」と警告した。

 

続いて、最高軍事指導部が24日に軍隊に

「軍事主権に対する敵の挑発的行動に攻勢的な対応を加えるべき」と指摘したとし、

「国境地域での頻繁なビラと汚物散布行為にも対抗する」と強調した。

韓国軍合同参謀本部は29日、北朝鮮が28日夜から大量の風船を韓国に向けて飛ばしており、

現在までに全国各地で約150個が確認されたと明らかにした。

風船の一部は落ち、残りは飛行中という。

風船には正確に確認できていないが、暗い色と臭いなどから、

糞便と推定される汚物が封筒に入ってぶら下がっていたという。

北朝鮮は26日、韓国の対北朝鮮団体の対北朝鮮ビラ散布に対抗するとし

「数多くのトイレットペーパーや汚物がまもなく韓国国境地域と縱深(重層的)地域に散布されるだろう」

と脅かしていた。

 

 

 

 

北朝鮮から飛来したとみられる風船と「贈り物=汚物、ゴミ」

 

北朝鮮から飛来したとみられる風船

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