新型コロナに抗して開催へ
多くの民間団体、国際人権団体が協賛 民団大阪府本部も協力
上映作品、監督、出演者、脱北者など 異色の関係者がトークショーに登壇
上映プログラム
云うまでもなく、映像は感動を運び共感を醸成する極めて有効な手段である。さらに会場に足を運んでくれた観客の皆さんは、もとより日頃から人権問題に関心の高い方々ばかりである。静かな中に、ふつふつと共感が醸成されてゆくのを感じる。
トークで映画の内容、テーマを掘り下げ
上映後のトークでは、映画の内容やテーマについて、さらに深く掘り下げられていった。トークでは、帰国者の生命と人権を守るために活動してきた実行委員や、北朝鮮の悲惨な生活を体験してきた脱北者、拉致問題の解決に向けて取り組んできた活動家などが、次々と登壇し、真相と現状を語った。
「知らなかった」「聞いてはいたけどこんなにヒドいと思わなかった」「本当に?」「何で?」「何とかしなくっちゃ」といったような声が会場のあちこちで聞かれる。
問題解決に向けた方向性などを語った実行委員に、「私に何が出来ますか」と質問して来る人さえいた。映像を通じて新たな発見があったに違いない。
「北朝鮮に自由を!」という趣旨に賛同し、新たな一歩を踏み出してくれる人がいたら、それこそ映画祭の狙いであったし、今回の映画祭は大成功だといって良いだろう。
「次回は新潟で」という声も上がっている。北朝鮮人権週間の12月に、拉致問題の象徴とも云うべき横田めぐみさんが拉致され、また多数の特定失踪者家族が待っている新潟の地で、北朝鮮人権映画祭が開催出来たら、それはまた新たな一歩となるに違いない。関係各位の、そして関心をお持ちの方々の、多大な協力をお願いしたい。
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