自主夜間中学でボランティア講師から日本語の書き方の指導を受ける定住者
おはようございます。苅谷玲(編集部注:安全のために仮名)です。
まず、もう死んで終わったと思った私を、日本まで来るように努力してくださった人権団体の先生方に感謝を申し上げます。日本に来てまだいくらも経っていないが、北朝鮮の人に何人か会いました。
その中には仕事だけを頑張ってきた方もいれば、勉強を頑張って成功した方もいれば、勉強をしたのかわからないけれど、商売で失敗して働いていない方もいました。
そんな方々と出会っていろんなことを感じました。私はどう生きるべきかについても。今はまず日本語を勉強しています。 勉強を始める前は私に日本語の勉強なんてできるかなと心配していました。ところが、今はまったくそんなふうに思わなくなりました。それは 毎日私のことだけを考えてくれる母がいて、学校に行けば 火曜日の先生(ウネ姉さん)、金曜日の先生が とても面白く教えてくれるからです。
また、日本に着いてから今まで全てのことを手伝ってくださる皆さんや、とても忙しい中でも勉強はできているのかと心配してくれる叔母への感謝の気持ちで、辛いことも忘れて毎日一生懸命勉強しています。その方たちが聞いたらがっかりするかもしれませんが、私はその方たちのために辛くても勉強しているのではなく、私自身のために一生懸命勉強しています。これからも自分のために勉強して必ず成功したいと思います。
そして私を産んでくださったお母さん、自分勝手な私を心配してくださっている多くの方々のためにも、きっと成功するように頑張ります。楽しみにしていてください。ありがとうございます。
自主夜間中学でボランティア講師から日本語の書き方の指導を受ける定住者