200423 中央日報日本語版
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のパンデミック事態にも「コロナ清浄区域」だと主張している北朝鮮が世界保健機関(WHO)に北朝鮮住民212人を隔離中だと報告した。
ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は22日、北朝鮮保健省がWHOに提出した「コロナ対応情報誌」を基にWHO平壌所長のエドウィン・サルバドール氏がこのように明らかにしたと伝えた。
サルバドール所長によると、北朝鮮はこの情報誌に17日を基準に計740人を対象に新型コロナ診断検査を行い、この中で感染者はいなかったと記した。昨年12月31日から外国人を含んで計2万5139人を隔離から解除したと指摘した。また、北朝鮮住民212人は隔離状態だと知らせた。
これに先立ち、ロイター通信は2日を基準に北朝鮮住民と外国人709人が新型コロナ診断検査を受け、計2万4842人が隔離解除されたと報じた。約半月間追加で診断検査を受けた人々は31人で、隔離解除された人々は297人になる。
1月北朝鮮は新型肺炎の発源地である中国湖北省武漢の状況が悪化すると同月末国境を閉鎖した。北朝鮮を出入りしていた外国人と外国出張者、接触者を最長40日間自宅などの施設に隔離して感染したかどうかを確認してきた。
サルバドール所長は「(個人保護装備と診断試薬など)支援物品は現在、(中朝境界隣接地である)中国遼寧省丹東にある」として「北朝鮮に物品を持ち込むために北朝鮮当局と引き続き協力していく予定」と話した。