「北朝鮮帰国事業の研究」A5判、864ページの労作が今週中に店頭に並びます。著者の菊池嘉晃さんは、当基金とは10年を超える付き合いがあり、その間に講演会の講師として招いたり、意見交換などをしながら相互に北朝鮮問題にかかわってきました。
この度帰国授業の人権問題に関する研究成果を出版されましたのでご紹介致します。
【内容紹介】
1959年から84年まで9万人をこえる在日コリアンや日本人配偶者らが北朝鮮に帰国(移住)した事業。冷戦下の国際関係の力学のなかでどのような経緯で実施され、いかなる影響をもたらしたのか。日本語、朝鮮語、フランス語、ロシア語、英語などの多様な資料を解読し、移民史の視点も加えて分析した労作。
【著者紹介】
1965年、東京都生まれ。博士(国際文化)[法政大学大学院、2018年]。早稲田大学第一文学部(英文学専修)卒業。1987年に読売新聞社入社。地方部、社会部、『読売ウイークリー』編集部の記者として韓国・北朝鮮関連の取材などに携わる。その後、東北総局長などを経て東京本社勤務。この間、1994年~1995年に韓国・成均館大学校大学院(史学科)修士課程に留学。「在日韓人北送に関する研究」(韓国語論文)で文学修士(2001年)。現代韓国朝鮮学会監事。アジア政経学会会員、朝鮮史研究会会員。
※詳しい章立てや購入方法に関してはこちらのチラシをご覧ください。