· 

帰還事業60年、北朝鮮の人権実態に関する日韓合同セミナーのご案内

 

60年前、195912月に、在日朝鮮人、日本人配偶者を乗せた船が北朝鮮に向けて出港しました。北朝鮮と朝鮮総連の手で93000人が「地上の楽園」の宣伝に乗って朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を目指し、この事業は北朝鮮と朝鮮総連が主導して行われ、国際赤十字、日本赤十字の関与と日本政府の側面支援ですすめられた「帰還(北送)事業」でした。日本人配偶者、未成年6839人が北朝鮮に送られました。

 

彼らはその後、北朝鮮において、厳しい差別と迫害の中で苦しみ、多くの人命が失われたと言われています。現在、脱北者として、中国、韓国、日本に逃れた北朝鮮難民の中には、帰還事業で北朝鮮に渡った人々やその家族が多く含まれています。帰還事業60年にあたる今年は、こうした歴史のはざまで、深刻な人権侵害に苦しみながらも、今を精一杯生きている人々に焦点をあて、その実態を検証する節目の年でもあります。

 

この度、韓国の国会議員ならびに人権NGOから、日韓合同で、この問題について日本で合同セミナーを開催し、問題解決の糸口を話し合う機会を持とうという提案がありました。この機会に、拉致問題を含め、北朝鮮の人権侵害を和平交渉のテーブルに、日韓共通の問題として取り上げるべきだとアピールするきっかけにもしたいと思います。日韓の人権NGOが共催し、別記(裏面)の内容にて企画いたしました。多くの国会議員の皆様のご参加を期待いたします。

 

201911月吉日

 

 

北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会(日本)  

 

北朝鮮難民救援基金(日本)         

 

NO FENCE(日本)              

ムルマンチョ(韓国)            

国会人権フォーラム(韓国)         

IPCNKR北朝鮮の難民と人権に関する国際議員連盟

共同議長:洪日杓(韓国)、中川正春(日本)

 

 

帰還事業60年、北朝鮮の人権実態に関する日韓合同セミナー

 

日 時 : 1213日(金) 14:00

場 所 : 衆議院第1議員会館 1F 多目的ホール

 

<プログラム概要> 

14:00 開会  NGO主催者挨拶 司会者、通訳者紹介

14:05 挨拶  韓国側 キム・ソクウ(前統一次官、現21世紀国家発展研究院院長)

祝辞  黄祐呂(ファン・ウヨ)前・韓国国会議員、前IPCNKR共同代表

参加国会議員 紹介&挨拶 

15:00 報告

①朝鮮総連、帰還(北送)の過程、実態

山田文明(北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会名誉代表)

金 石香(キム・ソクヒャン 梨花女子大教授)

②北朝鮮へ帰還し、脱北後日本に定住した人の証言

    木下公勝(北帰国者の生命と人権を守る会副代表)

    金 順姫(脱北者)

16:20 討論  加藤博(北朝鮮難民救援基金理事)、韓国側 未定

16:40 フロアからの質疑  

16:50 会議の総括  朴宣映(パク・ソニョン 東国大学教授、憲法学者)

17:10 閉会の辞   小川晴久(NO FENCE 代表)    

17:30 ムルマンチョ(脱北者の合唱団)公演  

18:00 交流・夕食会

 

 

 

※準備の都合上、ご出席いただける方は下記にご記入いただき、ご返送ください

 

改訂版帰還事業60年案内.pdf
PDFファイル 172.8 KB
メーリングリストのご案内 北朝鮮難民支援基金では団体の活動や北朝鮮関連の情報をお知らせする、メーリングリストを作成しています。北朝鮮・脱北者に関するニュース・調査結果だけでなく、イベントのお知らせやボランティアの募集もメーリングリストを通して行なっています。ご登録を希望される方は「お問い合わせ」から「種別」の項目にある「メーリングリストへの登録」にチェックを入れて、ご連絡をください。 お問い合わせ