昨年1年間は「朝鮮有事と難民問題」をテーマに年5回のセミナーを行いました。情勢を反映して時宜に合ったテーマで国会議員、元東京入国管理局長、感染症専門家、元防衛事務次官等を招いて異なった視点から興味深い話を伺うことができました。
期待にこたえて今年も刺激的で、社会に問題提起できる企画を打ち出したいと思います。基金では、「難民」と「人権」に関連のあるセミナーの企画を作りたいと考えています。
本年度の実行委員を募集します。参加資格は当基金会員、支援者である男女で、実行委員会の会議に出席できる人。募集人員5名で、もちろん国籍は問いません。
募集締め切り:5月15日
初回実行委員会:5月19日(ブランチ会議)
問合せ、連絡:E-mail: nkkikin@hotmail.com 担当:加藤
■神戸三宮で「北朝鮮の人権の今を考える」集い
朴:この報告は短期間でなく長期間にわたって調査し、特に現在も中国で生活している被害者の北朝鮮女性・少女に直接インタビューをし、韓国内にいる経験者たちと一緒に作成しました。また、最初に中国市民と中国内で北朝鮮女性・少女被害者を救出した未公開救出団体と共に、直接中国内の被害者をインタビューした最初の報告書であり、この報告書は信頼性が高いとみられます。報告書には北朝鮮女性・少女の人身売買現況を数値化した図表で詳しく記載しており、被害者状況を容易に把握でき、被害女性の出生地や年齢帯も図表で記載しており、この分野を研究する多くの方々に大きい助けになり得ます。
質問)報告書はどのような内容ですか?
「北朝鮮の人権の今を考える」集いが4月21日、北朝鮮難民救援基金の会員と支援者の共同主催で、当基金の加藤 博理事長を迎え、行われた。参加者は、拉致被害者を救う会兵庫の会員、浜松で介護福祉のNPO法人理事長、商工会関係者、戦没者の遺骨収集を企画する旅行会社など多彩な顔ぶれ20人が集まった。
第2回の米朝会談が決裂し今後の展開、自由朝鮮の狙いなどに深い関心と興味が示された。また、脱北者の救援と拉致被害者の救援の違い、その困難さについても触れられた。拉致問題が発生してから長い時間が経過しており、被害者を取り巻く環境も大きく変化しており、独身だった人も家族がいたり、老齢や病気で死去したり、健康を害している人など千差万別だろう。
1945年以後の朝鮮半島に関わる全ての日本人に関する諸問題を解決するために、日朝で合意した「ストックホルム合意」を履行する日本側の決断が求められる。時間は待ってくれない。解決をアメリカに依存するのは、「北の非核化」と「朝鮮半島の非核化」をめぐっての合意はかなり遠く、拉致問題の解決はさらに遠のく。
最後に次回も外部講師を招き、人選をするとの結論を確認して散会した。
■要望によって各地で講演会を企画するお手伝いします!
遠慮なくお尋ね下さい。メール又は03‐3815-8127まで。 担当:加藤 博
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